Memo014 初期R 十時愛梨について
十時愛梨ってどんな子だろう、っていうのを考える上で、やっぱり最初に立ち返るのがすごく大切だと思うんです。
アイドルに興味津々な「お仕事」セリフ
アイドルが何なのかもわからずにPと出会い、そしてアイドルを目指すようになったのが初期Rの十時愛梨なのですが、それにしても、すぐにアイドルのお仕事に興味をもって、楽しそうにウキウキ気分なのが伝わってきますし、「アイドル」という新しい環境に前向きに突き進んでく様子が、わかりますよね。
実際、この好奇心が強くて、どんなお仕事でも楽しんで挑戦してしまうところは、「海の家アイプロ」なんかでもそうでしたし、他でも多々見受けられるところです。
最近では[エレガンス・プラス]もそうでしたよね。エレガンスがプラスされても、十時愛梨は、十時愛梨で変わらない魅力も持っている、ってことです。
特訓前も特訓後もデレステにも出てくる「とある発言」
ところで、
頑張るんですっ
これ、モバマスの特訓前も、特訓後も、デレステの特技発動時にも言っているの、知ってましたか?
十時愛梨にとって、「頑張るんですっ」って、意外に重要なワードなんですね。
そしてモバマスの特訓後とデレステのルームでも、この発言が共通しています。
Pさんが真面目に仕事してるなら私も頑張らなきゃ(モバマス)
Pさんも頑張ってるし、私も頑張らなきゃっ(デレステ)
Pが自分のために色々と世話を焼いてくれた恩に報いたい、という気持ちが初期Rの十時愛梨の特徴的な部分なんですが、それがアイドルとして活躍していくうちに、Pだけでなく沢山のファンも応援してくれるようになって、そのファンの声援にも応えるために頑張りたい…というふうになっていくんですよね。そう、[プライベート・メイド]がそんな感じでしたよね。
それで、何するんでしたっけ。
それは特訓後のアイドルコメント。
プロデューサー!私分かりました!
私がトップアイドルになればプロデューサーはトッププロデューサーになって、
それでえーっと私がトップになって、アレ、どうするんでしたっけ?
とりあえず、トップが目標です!
プロデューサーさん、わかりましたよっ。
アイドルは、トップアイドルになるんですよねっ。
それで、プロデューサーさんがトッププロデューサーになって…
それで、何するんでしたっけ
この、唐突なトップアイドルを目指す宣言が、十時愛梨を十時愛梨たらしめているところなのかな、と思ったりしています。
そもそも、シンデレラガールズって、もっと主語をデカくするとアイマスって、
なんでアイドルはトップアイドルを目指すんでしょう?
メタ的に言えば、アイドルのレベルやファン数が増えればプロデューサーのレベルも上がるから、なんですが、プロデューサーのレベルを上げること自体が目標だ、っていう前提があるじゃないですか。十時愛梨はとんでもないことに、「それで、何するんでしたっけ」という一言で、アイマスの前提にうっかり触れてしまっているんですね。
ただ、そこをモバマスでは「とりあえず、トップが目標です!」と勢いで言い切っていて、その迷いのなさは十時愛梨らしいところだと思います。
そして、一転してデレステですが、モバマスの十時愛梨との最大の違いは、メタ的には「初代シンデレラガールになる未来が確定していること」です。つまり、デレステでは「とりあえず、トップ」とは言えないんですね。
なぜなら、十時愛梨は「初代シンデレラガール」として、実際に「とりあえず、トップ」になってしまったわけで、じゃあトップになった後はどうするのか?十時愛梨は何を目指すのか?という問題が出てきてしまうのです。
これは、公式とっても難しい問題だっただろうし、いち愛梨Pにとっても、十時愛梨はどんなアイドルを目指すべきか、というのは難しいテーマであったわけです。特に総選挙のダイマで顕著で、他のアイドルであれば「○○ちゃんは△△なアイドルを目指して頑張ってます!」と言えるところを、十時愛梨はどう訴求すればいいのやら、という課題を抱えていた、と言えるんじゃないでしょうか。
ところで。
その答えが、最近見つかったような気が、しなくもありませんが、はてさて。