think Airi project

十時愛梨を考えるブログ。




Memo12 「夢見りあむ」は十時愛梨が倒します

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今回はこちら↓のブログにインスピレーションを受けて書いてみます。

好み分かれるかもしれませんが、力が入っているのでリスペクトとしてご紹介。

aiko-is-sanso.hatenadiary.com

 

 

さて、先に断っておくと。

「倒す」と書いていますが、私は、新人アイドルを倒そうという気は特にありません。

 

 

■じゃあ何で火中の栗を拾おうとしているのか

元記事では夢見りあむの対極にいるのが高森藍子だ、ということだったのですが、奇しくも私が一昨日こんなことを呟いていたんです。

 

というわけで、夢見りあむの相手をするのは十時愛梨です。たぶん。

 

って書くだけだと全然面白くないので、夢見りあむについて掘り下げて考えてみたいと思います。

 

いや単純に私が夢見りあむを考察したかっただけです。

 

 

■夢見りあむの本質は「炎上」なのか

まず考えておきたいのはここです。確かにモバマスではこんなことを言っています。

炎上でもいい! 目立ちたい!

ところが、もう一方ではこうも言っています。

意見はマシュマロに包んでそっと投げてほしい…甘い言葉だけくれ

この矛盾を抱えた2つの発言。さらに拾っていくと、支離滅裂とも思える発言が並んでいることに気づきます。

アイドルってのは尊くないとな?

アイドルは尊くなければいけない。でも炎上でもいいから目立ちたい。でも意見はオブラートに包んで欲しい…と、発言がことごとく矛盾しています。これが何を意味するかと言えば、高い目標やハイリターンに興味はありつつリスクを取れない。すなわち、夢見りあむは振り切ったことができない、ということなのかな、と思います。

 

そして、それが集約されているのが、これだと思います。

ヘラってないよ、ザコメンタルなだけ…

メンヘラにも成り切れない中途半端な自分を自嘲気味に評しているような、そんな気がします。

 

そして、デレステにおいては実際の炎上風景が描かれています。

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これのすごく面白いところは「アイドルってのは尊くないとな?」と「意見はマシュマロに包んでそっと投げてほしい…甘い言葉だけくれ」というモバマスの発言を、綺麗に膨らませる形でストーリーが描かれている点です。私は正直、モバマスからは夢見りあむを読み取るのがすごく大変だったのですが、デレステのこのコミュはわかり易いと感じました。

そして炎上の原因は「目立ちたい」というところではなく、むしろ「アイドルってのは尊くないとな?」というりあむの持論に現状の原因があるところも注目すべき点です。言い方を変えれば、周りに同調することなく自分を貫いて主張をしてみたけど、炎上に耐えられるほど強心臓ではない、というのがコミュ1の夢見りあむなのです。

 

こうやってデレステを紐解いてみても、夢見りあむは炎上商法でアフェリエイトで稼ぐような意味での「クズ」ではなくて、やっぱり中途半端な自分を自嘲して自らを「クズ」と読んでいるような気がします。ハッキリと「目立ちたがりだけど炎上は怖い」と言い切っていますし。

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なので、夢見りあむの本質は「ザコ」にあると、私は思います。もちろん今後の展開でどう化ける分からないですし、もしくは大観衆の声援を受けてもどこか「ザコ」さが残るような子になるかもしれませんが、今の時点での本質は「ザコ」にあるんじゃないかと思います。

 

 

十時愛梨は夢見りあむを倒せるのか

さて、もうひとつ夢見りあむについて言及したい点があります。それは「趣味」。

趣味:夜中の意味深ポエム、現場参戦

そう、夢見りあむはドルオタなんです。

 

デレステでは地下アイドルの現場に居て、「あんちゃんは頑張ってるから推せる」、「みーちゃんはステージより物販を頑張っちゃうからダメ」という評価を下しています。評価軸は「アイドルってのは尊くないとな?」にあることがわかります。

 

もう一つ。夢見りあむは、モバマスでもデレステでも「推し変」について触れているんです。これはドルオタとして、客席側で推し変していくオタクの姿を、そしてオタクに捨てられていくアイドルを見てきた夢見りあむならではの視点じゃないでしょうか。

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夢見りあむが客席側で身をもって感じてきた「推し変」。ドルオタとしては推し変は起こるものだし仕方がない、と感じているわけです。でも、炎上の下りを見る限り、恐らくりあむは推し変に対しても苛立ちとか、何か思うところがあったんじゃないかと思います。「がんばっているのに見放すなんて…」みたいな。

そして、アイドルとしては夢見りあむは「ずっと推してほしい」わけです。つまりこのコミュは、ドルオタとして苛立ちはありつつ抗えなかった「推し変」を、アイドルとして乗り越えていきたい、と、そう言い換えることができると思います。

 

さて、ここで私が何を思い出したかと言えば、[ほのぼの花歌]の十時愛梨です。

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そう、推し変なんかに負けず、時を越えて愛されるアイドルになるんだ、と宣言をしていたんです。
実際のところ、十時愛梨は直近2回の総選挙で圏外が続いていて、言ってしまえば「推し変されてしまった」側になりつつあります。それでも、末長く愛されるアイドルを目指す、という宣言をしたのが、この総選挙に入る直前、3月の月末ガチャだったわけです。

 

 

夢見りあむは十時愛梨を推すはずです。何しろ、彼女の持っている基準に照らせば完璧なアイドルなんですから。だって、こんなこと言ってますし。物販よりもステージを、しかもファンのためにという一心で頑張ってるアイドルですから。

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そして、十時愛梨が「アイドル」の夢見りあむを倒すことは無いでしょう。むしろ、ゼッケンズコミュの輝子やSWNコミュの乃々のように超可愛がるような気がします。

 

ですが、「アイドルは推し変されるものだ…」と抗えなかったドルオタとしての夢見りあむは、十時愛梨が戦っていく相手なのです。なぜなら、推し変されて仕方ないという空気を一掃してこそ、彼女が目指す「時を越えて愛されるアイドル」が実現するから。

そして、そこにはアイドルとしての夢見りあむも戦っていくことになるでしょう。だって「ずっとずっとりあむを推してほしい」ので。

 

 

十時愛梨と夢見りあむ。あいりあむ。いつかきっと「アイドルは使い捨て」だなんて言葉を消し去ってくれる、そんなステージを実現してくれることを願ってやみません。

 

…いや、「やみ」に掛けたダジャレじゃないです。。。