think Airi project

十時愛梨を考えるブログ。




Think Airi 016 十時愛梨は「時」を越えて愛されるアイドルへ。

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あーーーかわいい。

 

というわけで、2019年3月末のモバマスのガチャで登場した[ほのぼの花歌]について、思うところを連ねていきたいと思います。

 

・「和」のコンセプト

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これまでの愛梨の衣装で和風だったものといえば[ふわふわメイド]、[スウィートサマーナイト]、[はずむ花の湯]がありましたが、正統派の着物を着るのは今回の特訓前が初めてです。[スウィートサマーナイト]特訓前の浴衣でも胸元が締め付けられて…というくだりがありましたが、今回も案の定、苦しそうでした。

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ちなみにその直前のコマの「5分と持たない」は十時愛梨が発祥。色々なアイドルの間を巡ってついに還ってきたんだ…と感慨深い一コマです。

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・今回はちょっと違う
ところで当ブログでは「この最近の十時愛梨はオトナ志向である」ことに触れてきました。デビューした頃は、ちょうどデレステの恒常SSRカップ・オブ・ラブ]のイメージ、そして最近は2枚めの恒常[エレガンス・プラス]のイメージ、といえばわかりやすいでしょうか。最近の十時愛梨では、落ち着きのある、エレガントなかわいさやセクシーさが魅力として加わってきていたのです。

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ですが、モバマスでは「オトナな愛梨」の流れが小休止していました。そう、[あまほわギフト]です。レアリティがRということもあるかもしれませんが、ひさびさにコンセプトが可愛さに向かう格好になっていました。

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このように[エレガンス・プラス]において、一つの到達点が見えたこと、[あまほわギフト]で「可愛さ、元気さ」に回帰したことから、今度は違う路線の十時愛梨が出てくるのではないか、と密かに期待していました。

そう、その答えが[ほのぼの花歌]なのです。


・桜とアイドル
今回の[ほのぼの花歌]を読み解くにあたって、まず目を通しておきたいのはシンデレラガールズ劇場の第1265話です。

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「桜とアイドル」といえば、思い出すのは「キラッ!満開スマイル」

  花はいつか散るけど 君の心を一瞬でも奪えたなら本望
  いつか今日の春の日を 思い出す時君の胸にパッと
  サクラが咲きますように

古典を引くまでもなく、日本人は目の前を散りゆく桜に「儚さ」を感じつつ、しかし一方で、毎年花を結ぶところには「永遠」という真反対の時間を感じてきました。シンデレラガールズ劇場 第1265話も「キラッ!満開スマイル」も、形は違えど、「アイドルとして輝ける一刹那」と「人の心に残る永遠」の両方に言及しているのです。

それでは今回の十時愛梨は、どうなのでしょうか。

 

・テーマは「永遠」

今も昔も、変わらないもの…

これがお仕事セリフにある時点で、そして特訓前後で共通に入っている時点で明らかですが、[ほのぼの花歌]のテーマは「永遠」です。実は、去年の[はずむ花の湯]の特訓後でも少し触れられていたテーマだったりします。たとえば以下。

初めて見るような、懐かしいような…切ない景色だけど…ステキ…

変わらないでいてほしい景色ですね。私たちの絆みたいに♪

[ほのぼの花歌]は[はずむ花の湯]の路線を引き継いでいるとも言えます。

そして、特訓前後いずれにおいても、「永遠」がテーマになっています。

 

特訓前の着物でお団子を食べる姿は、伝統的なお花見を体験する様子。ただひたすらに、かわいい。

このお団子、とってももちもちですよっ。
ふふ、桜を見ながらだと、美味しさも華やかです。
日本の春、って感じで!

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そして、親愛度MAX演出が良いんです。

大切な人と見る桜は、昔から変わらない幸せの景色ですねっ♪

 

特訓後は巻物を手に、春をイメージした舞台での撮影です。ただひたすらに、美しい。

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でも、見た目が良いだけじゃないんです。

昔の人が綴ってきた想いが、たくさん詰まってるんですね。
私、大切に読みます。
時代を越えて想いを繋げるような、撮影にしたいですから…

続いて、こんなのとか。

私も、いつまでも残る歌を…

そして親愛度MAX演出で、こうなります。

何千年先も、みんなの心に残るような…
そんなアイドルになりたいです。
Pさん、愛梨を末長~く、お願いしますね

いきなり1000年単位の話になりました。スケールの大きさが愛梨らしいところではありますが。

例えば10年とかの単位であれば、すごく頑張ればアイドルも続けられるかもしれません。でも1000年は無理です。まず生きることすら厳しい。

でも、伝説になれば1000年は残りますよね。

 

つまり、十時愛梨は時を超えて愛されるアイドルを目指す、という宣言が、[ほのぼの花歌]のキーメッセージなんじゃないでしょうか。

 

振り返ってみると、初期レア特訓後の親愛度MAX演出はこうでした。

Pさん、あのプロデューサーと一緒に居れば
トップアイドルになれると思うんですけど、
ずっと一緒に居てもいいですか?

今回の親愛度MAX演出が、これと同じ構文になっていることがわかりますでしょうか。

初期レアの時に目指したものは「トップアイドル」、そして今は「何千年も心に残るアイドル」。

「ずっと一緒に居てもいいですか?」という問いかけと、「末長~く、お願いしますね」という信頼感に基づくお願い。

原点に帰りつつも、新しい決意を示しているような、そんな言葉が、今回の親愛度MAX演出だと、そのように感じました。

 

「十時」という苗字、「シンデレラ」ガールという称号。かつて「12時でも解けない魔法」と歌っていた少女は、ついに「時」を超えようとしています。十時愛梨の今後を、当ブログも末長くThinkしていきたいと思います。

 

 

・おまけ1

春だから、包んでこねて、桜餅…おまけにあげる、苺大福♪

包んでこねているから、たぶん道明寺餅ですねこれ。

ちなみに 桜餅 - Wikipedia によれば秋田県は長明寺餅のエリアらしいですが、最近はエリアに関係なくどちらも出回るようになっているので、あまり気にしないことにしましょう。

ところでこれ、字余りなくきれいに5・7・5・7・7になってますし、おまけにくれるのも中身たっぷりな和菓子で愛梨っぽいし、春と桜餅で季語が被る点を無視すれば、なかなか考えられた歌じゃないかな、と思います。

これは本当にただの感想ですが、私は「春だから」という部分に俵万智のサラダ記念日を思い出しました。

   『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

「会いたいから焼いちゃおうアップルパイ」も同じベクトルじゃないかな、と思うのですが、ロジックのシンプルさと、その力強さが「春だから…」には感じられて、とても十時愛梨らしいな、と思った次第です。

 

余談ですが、モバマスでセリフ一覧を見たときに、「いつまでも残る歌を…」と言って詠んだのが「春だから…」に見えるんですが、実は「歌」って、短歌の意味だったんでしょうか…?

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・おまけ2

特訓前の帯締めの結び方がハートになっています。気づきましたか?

今回はネックレスがありませんが、ここでハートが出てきています。

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やり方を紹介しているサイトがあったので、参考まで。

okimono.citylife-new.com

 

・おまけ3

新年号が泰栄とかだったら面白かった。

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※大永(たいえい)はすでに年号として使われている

 

・おまけ4

永遠とかスケールの大きな話が出ていますが、一方でしっかり等身大なアイドルであるところも十時愛梨らしいところ。例えば以下。

あ…見てください、お団子に花びら!うふふ、食べちゃうぞっ♪

Pさんはみたらし団子?一口く~ださいっ!うふ♪

ココ、読んでください!Pさんの声で聞きたいな…

ふむふむ~…Pさんと頑張れって書いてあります♪

特に最後がすごく可愛らしいですよね。