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十時愛梨を考えるブログ。




【デレステ】十時愛梨の夏と海 ~新・限定SSR スロウ・サマー・ヘヴン考察~

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いやぁ、夏ですね。

デレステの2020年7月末限定SSR [スロウ・サマー・ヘヴン]を考察します。

 

今回の愛梨は、夏らしく軽快でポップな色合いの衣装で登場しました。

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前回のSSRである[エレガンス・プラス]と比べてみると、その雰囲気の違いは一目瞭然です。

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そんな今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]で印象的なのは、ヒトデの形をした髪飾り。実は[スロウ・サマー・ヘヴン]の舞台である「海」と十時愛梨を語る上で、ヒトデは欠かせない要素です。例えば[夏のお届け]+では愛梨の目の前にヒトデがいましたし、[ホーリーリゾートナイト]では、愛梨は今回と同じくヒトデ型の髪飾りを付けていました。

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それでは、今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]には真新しい要素が無いのかと言えば…そうでもありません。ずっと応援していた人にとっては懐かしい要素を散りばめつつ、新しい出会いがあるのが十時愛梨の面白いところです。

 

この記事が、愛梨をずっと担当していた方はもちろん、今回始めて愛梨のSSRをお迎えした、という方にも愛梨を好きになってもらうきっかけになれば嬉しいです。

 

 

1-1:十時愛梨の海、全部入り

先述の通り、今回愛梨がつけている髪飾りは[ホーリーリゾートナイト]と同じくヒトデの形をしています。

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実はこの髪飾り、デレステの[ホーリーリゾートナイト]では次のように語られています。

ヒトデの髪飾りはお土産で買ったんです。
あの景色を忘れないように…♪
([スロウ・サマー・ヘヴン] ルームコメント)

[ホーリーリゾートナイト]の特訓前は、「寒くないクリスマスがいい」と言う愛梨のワガママにPが応えて、愛梨をプライベートで南半球のビーチの温かいクリスマスに連れて行ってあげる、という場面でした。

その景色を忘れないように、と買った髪飾りを付けている、というのは、すなわち、[スロウ・サマー・ヘヴン]の愛梨は、Pと一緒に見た南半球のクリスマスのビーチの思い出と一緒にステージに立っている、ということになります。*1

 

また腰の部分のリボンには[ホーリーリゾートナイト]の時に着ていたワンピースと同じく、貝殻とヒトデの模様が入っています。

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さて、十時愛梨と海と言えば、忘れてはいけないのがモバマスで2015年に開催されたイベント「海の家アイプロ」と、そのときに実装された[夏のお届け]です。この[夏のお届け]で愛梨が着ていた衣装の色使い(ピンク、イエロー、ターコイズ)が、[スロウ・サマー・ヘヴン]の衣装に取り入れられています。

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また、[スロウ・サマー・ヘヴン]の衣装をよく見ると、向かって左側の肩紐がズレています。愛梨にとって肩紐がズレるのこと自体はよくある光景ですが、左右どちらがズレやすいか、というのは特に決まりが無いようです。そんな中、奇しくも[夏のお届け]は[スロウ・サマー・ヘヴン]と同じく左側がズレています。

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さらに細かいところでは[スロウ・サマー・ヘヴン]で付けているイヤリングはハート型ですが、これは[カップオブラブ]のものと色違いであるのと同時に、[夏のお届け]+の流れを組んだ意匠だとも言えます。

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さらに言えば、正面向かって左側につけている二本のヘアピン。実は愛梨がこの位置にヘアピンを付けたのは[プライベート・メイド]だけです。

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そして、[プライベート・メイド]で愛梨の背後にあったのは…イタリアの海です。そう、これも海の思い出なのです。

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ヒトデの形の髪飾り、ポップな3色の衣装、そしてヘアピン。[スロウ・サマー・ヘヴン]の衣装には、十時愛梨がPと訪れた海の記憶が全部詰まっているのです。

 

1-2:おなじみの表情にアレンジを

さて、前回のSSRである[エレガンス・プラス]は、髪型を含めた雰囲気がガラリと変わり、実装時に話題になりました。一方、今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]は、ツインテールであり、また前述のように過去の衣装の要素を取り込んでいます。このように見比べると[スロウ・サマー・ヘヴン]は、一見、見慣れた愛梨のように見えます。

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しかし、髪型をしっかり見てみると、編み込みでアレンジが入っていることがわかります。

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そのため、通常のツインテールに比べて位置が下がり、[スロウ・サマー・ヘヴン]では、幾分落ち着いた雰囲気に見えるようになっています。実はデレステの3Dモデルとして、愛梨のツインテールにアレンジが入るのはこれが初めてです。*2

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このため、衣装がポップなデザインなので明るい曲にも合う一方で、ローツインテールの落ち着きからバラードなど幅広い曲に合うSSRになっています。

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さて、ツインテールにアレンジが入るのは、デレステの3Dモデルとしては初めて、と書きましたが、モバマスでの愛梨のツインテールは、その巻き方によって様々なアレンジが入っています。

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ですので、ツインテールをアレンジすること自体は愛梨にとってはいつも通り。ただ編み込みを入れるのは初めて、ということになります。そして、アレンジをすることで表情が変わって見えるのが、十時愛梨の奥深さと言えるかもしれません。

 

さてここまでは衣装を中心に話を進めてきました。次に特訓前と特訓後の、その場所について考えてみたいと思います。

 

 

2-1:今回の舞台は「海の家」

まず特訓前。「氷」の旗が揺れる典型的な「海の家」です。

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そして特訓後。ぱっと見ではわかりにくいですが、少し右側に視線を振ってやると「AIRI BEACH HOUSE」の文字が見えます。オシャレな最新の海の家、ということですね。

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さて、十時愛梨にとって海の家といえば、先にも触れたモバマスの「海の家アイプロ」です。同じロケーションということもあって、「海の家アイプロ」を知っていると[スロウ・サマー・ヘヴン]での愛梨の発言をより深く理解できるかもしれません。順を追って見ていきましょう。

 

 

2-2:十時愛梨の「約束の海」

十時愛梨にとっての海。それは約束の地です。

 

話の発端は「海の家アイプロ」。愛梨がPに対して一緒に泳ぎましょう、と誘ってくる場面がありました。結局そのときはPは泳がず、愛梨は「次は約束ですよっ♪」と言っていました。

ほら!Pさんも、水着になりませんか?
ほらほら、脱いじゃいましょうっ♪
(「海の家アイプロ」)

Pさんと一緒に泳ぎたいです♪
今日はダメなら…次は約束ですよっ♪

(「海の家アイプロ」)

 

そして、一緒に泳ぐという約束を叶えたのが、デレステの[プライベートメイド]でした。撮影のためにイタリアを訪れた際に、Pが自由時間を作ってプライベートビーチに愛梨を連れて行ってあげる、という場面です。そして、さらにPは愛梨との約束を守って水着になっています

えへへ、のんびりする時間をくれてありがとうございます♪
プロデューサーさんもお仕事までは自由時間なんですから、
私とのんびりイタリア気分、しましょうねっ♪
([プライベート・メイド] アイドルコメント)

わぁ~、Pさんの水着姿、すごく似合ってますよっ♪
([プライベート・メイド] ホームコメント)

 

そうやって、Pとの思い出を積み重ねてきたのが、十時愛梨にとっての海なのです。

 

そして今回も「約束」という単語が出てきます。

私に会いに、ぜひ海へ来てくださいね?
愛梨との約束ですよっ
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

十時愛梨の今回の「約束」が、今後どのようになっていくのか。ぜひ注目して頂けると嬉しいです。

 

2-3:愛梨の「海の家」への憧れ

また別の前提として、十時愛梨にとっての海の家は「憧れの場所」でもあるという点に触れておきたいと思います。

海の家のバイトって憧れますよね。
みんないつも笑顔で爽やかだし
([スロウ・サマー・ヘヴン] ルームコメント)

 

海の家のバイトに憧れる理由ですが、上記のように笑顔で爽やかという面も納得できます。加えて、[夏のお届け]の思い出エピソードでは別の切り口で愛梨の憧れが語られていました。身近なようで遠い世界としての憧れ、といった感じでしょうか。

 

私、そういうことしようとすると、
いっつも周りのお友達に、
「愛梨ちゃんは座っているだけでいいから」
って言われて~。
([夏のお届け] 思い出エピソード)

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そんな海の家でのお仕事が、[スロウ・サマー・ヘヴン]の特訓後なのです。

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2-4:愛梨の「はじける夏」

ところで[夏のお届け]と[スロウ・サマー・ヘヴン]を見比べてみましょう。先述のとおり衣装のカラーリングが受け継がれているほか、トレイの上に乗っているコーラフロートはジョッキに入っていてレモンが刺さっていて、さらにストローの色まで同じ。さらに目を凝らすと、コーラも勢い余って少しこぼれていて、[夏のお届け]のコーラフロートが忠実に再現されていることがわかります。このように、[スロウ・サマー・ヘヴン]を語るには[夏のお届け]を知っておくと理解が深まりそうです。

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さて、[夏のお届け]での愛梨は、こんなコメントをしていました。

は~いっ、海の家へ、ようこそ~♪
看板娘の十時愛梨が、夏の楽しみ方をみんなに
教えてあげますね~っ♪
コーラやラムネで、いっしょにカンパイしましょう~♪
([夏のお届け] アイドルコメント)

 

この[夏のお届け]での愛梨の面白いところは、単に看板娘を務めるだけでなく、海の家を訪れる人に「夏の楽しみ方」を教える、という構図となっている点です。そしてもう一つは「いっしょにカンパイ」というように、夏を一緒に楽しもうというスタンスを取っている点です。

そして、実はこのスタンスが[スロウ・サマー・ヘヴン]にも引き継がれていることが、発言の端々に現れています。特に特訓エピソードでは「夏の楽しみ方を提案」というキーワードが出てきています。

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ただし、今回は海の家で実際の売り子をしているわけではなく、以下の愛梨の発言から、ビーチハウスを貸し切ってのMV撮影だということがわかります。ちなみに曲調は割とダンサブルなようです。

このMVを通じて、
夏の爽やかな楽しさが伝わりますようにっ!

([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ホームコメント)
 

海の家のスタッフさんみたいに、
明るく元気に踊りますね!

([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ホームコメント)

 

さて、ホームコメントに目を向けると、こちらでは「看板娘」という単語も出てきます。こちらも[夏のお届け]で出てきた単語ですよね。

みんなのことを一番にお出迎えしますねっ。
私は看板娘ですから♪
([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ホームコメント)

 

ところで、ここでふと、ひとつの疑問が湧いてきます。

十時愛梨SSR衣装には「メイド服」があります。その他の機会も含めると、愛梨はトータルで4回、メイド服を着ています。それだけ演じ慣れた「メイド」と、愛梨が言う「看板娘」の違いは何でしょうか?

 

その答えの手がかりは、次の発言にあるのかもしれません。

見た人にも一緒に踊ってみてほしいな。
夏を、一緒に楽しむ感じで♪
([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ホームコメント)

 

さきほどご紹介した[夏のお届け]のアイドルコメントでも、「いっしょにカンパイ」というフレーズがありましたよね。十時愛梨は、[夏のお届け]でも[スロウ・サマー・ヘヴン]でも、海の家の売り子を務めているときは「一緒に楽しむ」ということを大切にしていることがわかります。

一方、愛梨がメイドを演じているときは、親愛度演出にも現れているように「誰かのために尽くす」という姿勢をとっています。愛梨の中ではメイドと海の家の売り子は、似て非なるもののようです。

誰かのために何かをするって、幸せな気持ちになれるんです。
それが、メイドさんと私の共通点かもしれません。
ファンのみんなの笑顔を見られたから、今日も幸せですっ♪
([プライベート・メイド]+ 親愛度演出)

 

ちなみに、特訓後のシチュエーションは「MV撮影の場面」である、と書きました。実際の海の家の売り子でもなく、グラビア撮影でもない、MV撮影というシチュエーションに何か意味があるとするならば、それは一緒に踊ってみてほしい」という言葉に込められているように思います。

「海の家アイプロ」でも、お店に来てもらうとか、グラビアを見てもらうという形でファンに接してもらった愛梨でしたが、夏の愛梨は「一緒に楽しむ」というスタンスだからこそ、更に踏み込んできて欲しい。だから今回のお仕事はMV撮影で、愛梨は一緒に踊ろう、と言っているのかもしれません。

 

このように、[スロウ・サマー・ヘヴン]の特訓後は、「海の家アイプロ」と同じく、ファンと一緒に夏を楽しむ、というスタンスを貫いていることがわかります。

 

続いては、今回の最大の注目ポイントである、特訓前について考えていきたいと思います。

 

 

3-1:愛梨が感じる、海の家の「気だるさ」

今回のSSRは[スロウ・サマー・ヘヴン]という名前の通り、「スロウ」がキーワードになっています。ゆったりと落ち着いた時間の流れ、アンニュイな雰囲気は「シンデレラガールズ劇場わいど」にも反映されています。

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愛梨が頭をぶつけた音、かき氷をスプーンですくう音、遠くから聞こえてくる波の音とビーチで遊ぶ人たちの歓声…

3ページの間に出てくる文字のほとんどが環境音で、愛梨が発した言葉は「いいですよね…この気だるさ…」という一言だけです。文字量が少ないことで、海の家の中のスロウな時間の流れが上手く表現されているな、と思います。

また、ビーチで遊ぶ人たちが遠景として描かれていることで、「日陰の海の家の中」が「賑やかなビーチ」とは別の時間が流れているような、別の世界にあるような、そういった雰囲気が伝わってきます。このことは特訓エピソードの冒頭でも、愛梨が「外がまるで別世界」というように表現しています。

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ところで、十時愛梨が海の家でアンニュイな表情を浮かべていることに対して、意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、十時愛梨の属性はパッションですし、デレステのルーム画面でも「元気いっぱいですっ!LIVEとかしてみたいかもっ♪」と言っていますし、愛梨のパブリックイメージも特訓後のほうが近いかもしれません。

 

ですが、愛梨は過去にも海の家のことを「気だるい」と表現していたことがあります。それが「海の家アイプロ」で登場した[ビーチガール]です。

海の家ってイイですよね。
楽しくて、ちょっと気だるくて、幸せで!
([ビーチガール] お仕事)

この表現の面白いところは、海の家のことを「ちょっと気だるい」と表現した上で 、それもひっくるめて「幸せ」と言い切っている点にあるのかな、と思います。

実は上記の発言は、[ビーチガール]の愛梨の発言の中でも一つだけ趣が異なっていて、他の発言との繋がりも無かったので、少し理解が難しい部分でもあったのですが、今回の「シンデレラガールズ劇場わいど」などを見れば、この[ビーチガール]の発言も手にとるようにわかるのではないでしょうか。

 

そして、この[ビーチガール]で見せた言葉遣いのセンスは[スロウ・サマー・ヘヴン]でも発揮されています。例えば以下のような場面。

楽園って、こんな景色なのかなぁ?
鮮やかで、少しだけ他人事みたいで…
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

 「楽園」という単語を聞いて「鮮やか」というイメージを持つ人は多いでしょう。でもそこに「他人事」という言葉を結びつけてくるセンスは、なかなか独特ではないかなと思います。

 

ほかにも、なんだか情緒的な雰囲気になっているのが、今回の特訓前の愛梨です。

暑いですよ~。
けど…熱がさめちゃうの、
ちょっともったいないかなって
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

Pさんと、このままずーっと
夏の気分でいたいなぁ
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

 

「暑いですよ~」という発言は、当然、「暑くないの?」と聞かれての返答でしょう。普段の愛梨であれば、こちらから聞くまでもなく「暑いですね」というところですよね。そして更に、いつもの愛梨であれば服を脱ぐ流れですよね。ですが、今回の愛梨は「熱がさめちゃうの、ちょっともったいないかな」と言って上着を脱がないで夏の情緒を味わっている、というところが、この発言の面白いところです。

このあたりの流れからも、情緒や侘び寂びのようなものを大切にしているところが、十時愛梨の隠れた一面であり、そこにスポットが当たったのが[スロウ・サマー・ヘヴン]の画期的な点だと言えます。*3

 

3-2:愛梨にとっての「楽園」とは

さて、愛梨にとっての海の家が(プラスのイメージを伴った)「気だるい」ものであることは、ここまで述べてきたとおりですが、更にユニークなのは「気だるさ」を「海の家の良さ」として認識している点です。特訓エピソードでも、「昔から海の家が好き」「ここから遊んでる人たちを見るのが」という発言が出てきています。

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この特訓エピソードで愛梨本人が言っている通り、幸せそうにしている人を見つめるだけで幸せ、というのが、十時愛梨という人間の根底にあるのかもしれません。そして、その人達を幸せにしたのが自分だったらもっといい、という考え方が、ファン想いなアイドル・十時愛梨の原動力のような気もします。

 

さて、ホームコメントで愛梨の発言に「楽園って、こんな景色なのかなぁ?」というものがある、と先ほどご紹介した際に「少しだけ他人事」という単語が続くと述べました。でも、気だるい海の家のように、少し遠巻きに幸せそうにしている人を眺めるだけでも愛梨は幸せを感じられるわけですから、それも愛梨にとっての楽園なのだろうな、と思います。

 

3-3:海の家とLIVEの共通点

ちなみに、特訓前の親愛度MAX演出ではもう一つ興味深い発言があります。「海の家って、なんだかLIVEの後に似てますよね」と言うのですが、その理由は、太陽が照り輝くビーチから海の家の日陰に入る様子に、ライブを終えてスポットライトとペンライトが眩しいステージから舞台袖に入る様子を重ねている、というもの。

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そして、この発言の良いところは、舞台袖に入った愛梨が、ライブ後の客席からの歓声や熱気を感じながら余韻に浸っている様子も浮かんでくるという点かな、と思います。

 

このブログで何度か取り上げて来ましたが、十時愛梨はファンに対して最高の自分を届けて、そしてファンからのレスポンスを受け取ることに喜びを感じているアイドルです。さらに十時愛梨の面白いところは、ライブだけに限らず、グラビアでもファンイベントでも、愛梨とファンとの関係はどんな場面であってもブレない、というところにあります。

もしかすると、愛梨がどんな場面でもブレない理由は、少し遠巻きに幸せそうにしている人を眺めるだけでも幸せを感じられるから、直接ファンに会えないグラビアのお仕事であっても、ファンレターなどを通じて手応えを感じられれば愛梨としてはOKだから、なのかもしれません。

 

このように[スロウ・サマー・ヘヴン]の特訓前は、これまでの愛梨ではあまり前面に出てこなかった、情緒的な十時愛梨という一面がクローズアップされた点が特徴的です。元気で天然なだけじゃない。アンニュイな魅力も感じて頂けたかな、と思います。

 

 

4-1:特訓前と特訓後の対比

さて。今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]の舞台は、特訓前後どちらも「海の家」だと述べました。しかし、ここまで発言の内容を細かに見てきたとおり、特訓前と特訓後は「静と動」の関係にあるように思えてきます。

ここで改めて特訓前と特訓後を見比べると、その様子は明らかな対比になっていることに気づきます。

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特訓前の海の家は「氷」と書かれた旗がたなびく、ちょっとレトロでベタな海の家です。愛梨の手元にあるかき氷も王道な「イチゴ味」、貼ってあるメニューも、イチゴ、ブルーハワイ、レモン、メロン、と、典型的なラインナップです。一方の特訓後のビーチハウスは、タイル張りでパステルカラーが取り入れられた、小洒落た雰囲気のビーチハウスです。

さらに、特訓前は逆光で愛梨が居る場所は日陰、そして画面の端の方で視線を画面外に向けて、アンニュイな雰囲気を漂わせていますが、特訓後の愛梨は眩しい日差しの下、画面の中央でとびきりの笑顔をこちらへ向けてくれています。

また、特訓前では愛梨の後ろにはたくさんの海水浴客が見えて、その賑わいを遠巻きに見る、というコミュ通りの構図になっています。一方で特訓後は、愛梨たちのビーチハウスと海の間には誰も写っていません。 

このように「海の家」という舞台は共通としつつ、徹底して対比した構図としていることがわかります。さらに決定的なのが状況です。特訓前はPと2人きりでオフの場面、特訓後はお仕事での場面です。

この特訓前後の対比という手法は、[スウィートサマーナイト]にもありました。こちらでは特訓前はPと手持ち花火で二人だけの花火大会で、花火でハートを描いたりしてくれていました。一方の特訓後は打ち上げ花火を背にして、たくさんのファンの前でのライブ、という構成になっていました。同じ夏の愛梨という点で、この[スウィートサマーナイト]のことを思い出したPさんもいらっしゃるかもしれませんね。

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このような調子で、十時愛梨情緒的な一面とはしゃいで盛り上がっている一面と、対局にあるような要素を同時に兼ね備えている点が、十時愛梨という人の面白さなのかな、と思います。

 

4-2:「対比」だけど同居する、それが愛梨

この「対極的な要素が同居する」というのは愛梨の特徴であると同時に、他人に対するスタンスでもあります。例えば以下の発言のように、ビーチハウスの中で涼んで欲しい、と言う一方で、「弾けちゃいましょう♪」とも語りかけています。

ひんやり涼しい店内で、ちょっとだけ贅沢な夏、
味わってみませんか?
([スロウ・サマー・ヘヴン]+ アイドルコメント)

夏は一瞬ですよ。
Pさんも、弾けちゃいましょう♪
([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ルームコメント)

そして、これらの発言を受け止めるかのように、親愛度400演出で愛梨は次のようにコメントしています。

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涼んでもらえるのも、アツくなってもらうのも、「どっちも嬉しい」と両極端な答えを受け入れられる懐の深さが愛梨の魅力なのかな、と思います。そしてそれを「だって夏ですから♪」と少し強引にまとめてしまう勢いの強さも、愛梨の性格が出ています。

 

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ここで少し過去を振り返ってみると、[夏のお届け]で「夏もはじけちゃいましょうっ」 と言っていたり、季節が同じく夏である[スウィートサマーナイト]+でも「夏ですから、開放的に、えいっ♪」と言っていたりして、愛梨にとって夏は「ちょっとだけ浮かれちゃう」季節なのがわかります。その一方で、今回の特訓前や「シンデレラガールズ劇場わいど」でわかるように「ぐだぐだしちゃう」季節でもあるのです。そして、やっぱり両方を受け止めちゃうのが十時愛梨なんです。

 

さらにホームコメントではこんなことも言っています。

私のおかわりですか?
キュートとフレッシュ、どっちも用意してますよ♪
([スロウ・サマー・ヘヴン]+ ホームコメント)

 

かつて「セクシーな私と、ふわふわの私…どっちが好きなんですかっ!?…どっちも?やん♪」([プリンセスバニー]+)なんて発言があったことを思い出した方もいらっしゃるかもしれませんし、もしくは、キュートな恒常SSR[カップオブラブ]*4と、フレッシュな装いの恒常SSR[エレガンス・プラス]*5を思い出した方もいらっしゃるかもしれません。この両方の魅力を兼ね備えているのが、やはり十時愛梨の魅力なのです。

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私が十時愛梨の性格を説明する時に、決まって引用する発言があります。それは[ホーリーリゾートナイト]特訓後のアイドルコメントです。

大切なファンのみんなへの贈り物は、ひとつに決めきれませんでした~。
だから…全部!受け取ってください!
([ホーリーリゾートナイト]+ アイドルコメント)

ひとつに決めきれなかったら全部プレゼントしちゃう。相容れないものがあっても、ぜんぶを抱えて受け止めちゃう。それがアイドルである前に、ひとりの人間としての十時愛梨の人となりなのだと思います。

 

 

5-1:空と海の対比

ところで、今回の「シンデレラガールズ劇場わいど」ですが、文字数が極めて少ないのが印象的、というふうに紹介しました。

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この「シンデレラガールズ劇場わいど」と対象的なのが、「シンデレラガールズ劇場」1440話です。先月末にモバマスに[陽の照らす先へ]が実装された際に更新された回で、こちらも愛梨が口に出した発言はわずかでしたが、5コマの中に「Pへの感謝」「上を目指す気持ち」といった、大量の愛梨の思いが書かれているのが印象的でした。

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そう考えてみると、「シンデレラガールズ劇場」が対比になっているだけでなく、デレステの[スロウ・サマー・ヘヴン]とモバマスの[陽の照らす先へ]自体も対になっているように思えてきます。[陽の照らす先へ]は、CGで空を舞う場面でしたが、[スロウ・サマー・ヘヴン]は夏の海が舞台。

そして、[陽の照らす先へ]では見上げた先に太陽が輝いていますが、[スロウ・サマー・ヘヴン]では愛梨を上から俯瞰するようになっていて、カメラの向きも逆になっています。

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5-2:空と海との間に

しかし、その一方で繋がりを感じる点もあります。

実は[陽の照らす先へ]の特訓後で愛梨はこんなことを言っています。

私が見たいのは、心ときめく青い空と、
遠くまできらめく海
([陽の照らす先へ]+ マイスタジオ)

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心ときめく青い空」が指しているのは、もちろん[陽の照らす先へ]で愛梨が飛んでいる空そのもの。そして、「遠くまできらめく海」が指しているのは、恐らく[スロウ・サマー・ヘヴン]の海なのではないでしょうか。それを暗に示すかのように、[スロウ・サマー・ヘヴン]では、愛梨はこんな発言をしています。

キラキラした海に負けないくらい、
私たちもキラキラ輝きますよーっ!
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

 

また、もうひとつの繋がりは愛梨がPを手招きしている、という点です。[陽の照らす先へ]では「ジャンプしましょう!」、[スロウ・サマー・ヘヴン]では「飛び込むだけですよ♪」と呼びかけてくれています。

怖い気持ちは脱ぎ捨てて、
私と空へジャンプしましょう!えいっ!
([陽の照らす先へ] マイスタジオ)

素敵な夏の魔法は、
もう目の前に広がってます。
あとは飛び込むだけですよ♪
([スロウ・サマー・ヘヴン] 親愛度MAXコミュ)

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[スロウ・サマー・ヘヴン]は、5年前の海の家に帰ってきただけでなく、1ヶ月前に見たいと言っていた「遠くまできらめく海」でもあったのです。行きたいと約束した場所には行く、見たいと言っていた景色は見に行く。そんな貪欲さや義理堅さも十時愛梨の魅力だと思います。

また、それを見守るPのほうは、愛梨の過去や直近の言動を知っていることで「約束を果たす愛梨」「願いを叶える愛梨」というものに気づける、というわけです。Pの知識や経験や技量によって、魅力をどんどん引き出すことが出来る。それも十時愛梨の面白さだと思います。

 

 

結語:十時愛梨の物語は、思い出の積み重ねである

今回のSSRでは、これまでフィーチャーされることの少なかったアンニュイな表情にクローズアップしつつ、衣装を含めて、今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]と過去の愛梨の言動との間にたくさんの繋がりがあることを解説してきました。愛梨との間に海での思い出がたくさんあることは、下記のルームコメントにも現れています。

海って、何度行ってもキラキラの、
色あせない思い出をくれますよね
([スロウ・サマー・ヘヴン] ルームコメント)

今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]のように、十時愛梨にとっての「過去」は、現在と過去が繋がっていくことで、色あせない思い出になっているのです。

 

ただ、今回のガシャで初めて愛梨をお迎えした、という方にとっては、過去を知るというのはとても大変に感じるかもしれません。ですが、例えば今回のこの記事で「海の家アイプロ」と[スロウ・サマー・ヘヴン]には似ている部分が多いとご紹介したとおり、十時愛梨はアイドルとして成長して技量がついていった現在でも、その人となりや考え方、スタンスは、デビューの頃からブレることなく一貫しています。ですので、過去を知らないと十時愛梨を理解できない、というわけではなく、過去からの流れを知っていると、現在の愛梨のさりげない言動も色鮮やかなものに見えてくる、というように考えてもらうのが良いのかな、私は感じています。

 

前述したように、愛梨はビーチハウスで、涼んでもらえるのも、アツくなってもらうのもOKだと言っていました。それと同じように、ライトに愛して気軽に応援することも、色々と調べてもっと深い魅力を感じてもらうのも、愛梨はウェルカムなのではないかな、と思います。

そして、もし私の書く考察が「愛梨のことを深く知って、よりたくさん魅力を感じたい!」と思っている人の手助けになれば、とても嬉しいです。

 

なお、十時愛梨SSRは、5種類とも被りなく十時愛梨の様々な側面を取り上げています。もし本記事で十時愛梨にご興味を持たれた方は、他のSSRの解説記事も是非ご覧頂ければと思います。

 

think-airi.hateblo.jp

 

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think-airi.hateblo.jp

 

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余談1:「ヘヴン」とは

特訓前の「ビーチの賑わいを遠巻きに見つめる海の家」のことを「楽園」と表現していることは先述したとおり。では、特訓後での「ヘヴン」はどこでしょうか。

答えは特訓エピソード。外で遊んだ後は涼しい場所で…とある通り、特訓後での「ヘヴン」は冷房の効いた涼しい場所を指しているのだと思います。もちろん、ドリンクと愛梨の存在が、より一層の楽園にしているわけですね。

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余談2:まだまだ繋がる「海の家アイプロ」

ところで今回のSSR[スロウ・サマー・ヘヴン]が実装された7月31日は、海の家アイプロが5周年を迎えた日でもありました。[スロウ・サマー・ヘヴン]に[夏のお届け]の要素が多分に含まれていることは、ここまでも説明してきましたが、さらに2点、言及しておきたいと思います。

1点目はLIVEクリア時のコメント。「愛梨から、夏のお届け物でした♪」というものがあります。そう、まさに[夏のお届け]というカード名が織り込まれています。そして2点目は特訓エピソード。実はこの画面で掛かるBGMは「とどけ!アイドル」なのです。

 

[夏のお届け]での愛梨は、特訓前では海の家のジュースを、特訓後では最高のグラビアをファンに届けていました。そして[スロウ・サマー・ヘヴン]では、MVで一緒に踊る、という夏の楽しみ方を届けています。そうやって、常にファンに何かを届けようとしている愛梨に、「とどけ!アイドル」という曲はとてもマッチしているように思います。

 

余談3:十時愛梨と焼きそば

十時愛梨と海の家、といえば焼きそば。

「海の家の売り子」を説明するのに、呼び込みと並んで焼きそばを挙げたり、焼きそばを作りまくって熱くなって海に飛び込みたくなったり。

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他にも「焼きそばの作り方はもうプロ級だと思いますっ! 事務所でも差し入れしましょうか♪」と言い放ったり、「やり残したこと、ありませんか?メモリいっぱい写真撮って、売り残した焼きそば食べて、えーっと」と異常に執着心を示したり…。とにかく、海の家アイプロの十時愛梨は焼きそばにこだわりまくっていました。

 

そんな焼きそばに対して、今回の[スロウ・サマー・ヘヴン]で更に情報が増えました。

あっ、いい匂い…。
焼きそば、昔お母さんに買ってもらって
食べたなぁ
([スロウ・サマー・ヘヴン] ホームコメント)

 

十時愛梨にとって、「家族」というものが大きな存在であることは言うまでもありません。*6そこと結びつくことで、愛梨が「焼きそば」に強い想いを抱いている理由がわかったような気もします。

 

余談4:十時愛梨と秋田

今回のルームコメントでは、こんな発言もあります。

避暑なら秋田もオススメですよっ。
案内役は私に任せてください♪
([スロウ・サマー・ヘヴン] ルームコメント)

これも海の家アイプロで「Pさん、避暑地へいくなら秋田がオススメですよっ♪案内役もいますし!」と、そのままズバリな発言をしていました。

 

ちなみに愛梨が秋田でお仕事をしたのは、セクシーギルティの番組にゲスト出演したとき程度ですので、今後、秋田へ凱旋してのお仕事にも期待したいと思います。

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余談5:それはあなたです

お店、急にお客さんが増えてびっくりでしたね。
みんな暑かったのかな?
([スロウ・サマー・ヘヴン] ルームコメント)

やっぱりマイペース。。。

 

余談6:特技・パラメータについて

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今回の愛梨のパラメータですが、ダンスが最も高くなっています。理由は特訓後の解説で触れたとおり、MVを見て、みんなと踊ってほしいから。特技発動時に「踊りましょう♪」とも言っています。

また、特技はユニゾン13秒毎、となっていますが、実は愛梨は13という数字と縁があって、「アップルパイ・プリンセス」は2013年1月23日発売の「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 013」、「Sweet Witches' Night ~6人目はだぁれ~」は2017年9月13日発売の「STARLIGHT MASTER 13」です。

西洋では13は忌み数として扱われていることもありますが、その一説に、調和のとれた数と考えられていた12に1を加えた、調和の乱れた数であるから、というものがあります。しかし、愛梨にとっては「十二時でも解けない魔法」というフレーズのように、シンデレラの物語を越えて紡がれていく物語を感じさせる吉数なのかもしれません。

*1:お土産で買った実物を付けているのか、実物ではない同じデザインのものを付けているのか、Pの発案なのか愛梨の発案なのか、というところは色々と解釈できるが、少なくとも、思い出と共にステージに立っていることは間違いない

*2:実際のところ、[カップオブラブ]は2Dだとストレートのツインテールなのだが、3Dでは巻きが入っていて齟齬が生じている。髪型選択のオプションが実装に期待したいところではある

*3:これまであまり前面には出てこなかった点を取り上げる、という点では、愛梨1枚目のSSRである[パンプキンパーティー]で、愛梨の魔性な魅力をピックアップしていたところと同じ構図だと言える

*4:Think Airi 005 恒常SSR カップオブラブを見直してみる

*5:Think Airi 015 エレガンス・プラスを見つめる

*6:例えば、デレステの「ウワサ」で両親の結婚記念日にケーキを作る、と紹介されていることからも伺える