think Airi project

十時愛梨を考えるブログ。




Think Airi 009 ぷちエピソードとデレステを比べてみる

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シンデレラガールズにおいて、アイドルデビューするまでの過程が描かれている場所としてはモバマス内の「ぷちエピソード」とデレステ内の「アイドルコミュ」があります。ここでは両者を見比べてみることで、十時愛梨との出会い、そしてアイドルとしての原点を振り返ってみたいと思います。

 

■ぷちエピソードでの愛梨

1.レッスンを始めるにあたってキリッとしなければいけない!と意気込む愛梨。キリッとしてみた(?)ものの、すぐに休憩に入ってしまい、焼いてきたチーズケーキをPに薦める。すぐにはキリッと出来なかったのであった。

2.ヴォーカルレッスンを始めた愛梨。普段はつい気が抜けてしまうが、レッスン中の集中している自分が自分で無いようで、アイドルになったみたいだと語る。そしてもうアイドルになっていたことに気づく。

3.ダンスレッスンに取り組む愛梨。テニスサークルに所属している*1ので体力に自信があったが、レッスンについていくので精一杯だったと語る。足元がおぼつかないが、お客さんの顔を見るためにも、前を向いて頑張ろうと決意を固める。

4.アイドルはニコニコしているだけの仕事と思っていたが、たくさんのレッスンをしていたことを知った愛梨。Pが丁寧に教えてくれるから*2、ゆっくりマイペースに覚えて出来るようになってみせる、と笑顔で語った。

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5.ヴィジュアルレッスンで様々な表情を練習する愛梨。いつも悩みなさそうに過ごしているとよく言われるので、悲しそうな表情や切なそうな表情は苦手なのだとか。いつかそんな表現もできるような大人な女性になりたいと語る。

6.ヴォーカルレッスンに取り込む愛梨。テレビで歌うとストレス解消になると聞いたが、自分にはストレスが無いと打ち明ける。ストレス解消できないのはもったいなくてやだなぁ、と思ったが、これがストレスなのでは?と気づく。

7.ダンスレッスンを終えて、今日はあまり転ばなかったと語る愛梨。普段もスカートで転んで友達に怒られると言う。今ならレッスン着だから転がっても大丈夫!と転がってみるが、NGを出されてしまうのであった。

8.レッスンを重ねてアイドルとしてのステップが見えてきたと言う愛梨。とりえのない自分をPが優しくプロデュースしてくれたからだと語る。でも優しさに甘えるだけでなく、トップアイドルを目指して頑張っていきたいと決意を固めたのであった。

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デレステのアイドルコミュでの愛梨

さて、一方のデレステのコミュ1~3と十時愛梨Rの親愛度エピソード、特訓エピソードを見てみましょう。

 

コミュ1:友達が勝手に応募してしまったオーディションに参加。ケーキ作りの様子を実演してみせるが暑くなってしまい服を1枚脱ごうとしたところ、Pが慌てて合格を出す。

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コミュ2:アイドルのレッスンを開始する。最初からうまく出来るものはないが、Pとマイペースに進めていく。愛梨は優しくしてくれたお返しに、レッスン後にアップルパイを一緒に食べないかと誘ってくる。

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コミュ3:宣材写真の撮影に挑む、が、しっかりした表情は苦手だと語る。キリッとした表情を作るために悪戦苦闘するが、カメラマンが捉えたのは自然な微笑みなのであった。

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■両者の共通点とは

 ぷちデレラとデレステのコミュの対応関係をまとめると以下のようになります。時系列の前後は多少あれど、主だった要素はどちらにも共通して含まれていることがわかります。

  ぷちデレラ デレステ

キリッとした表情

(※できていない)

エピソード1 アイドルコミュ3
レッスン後の休憩でケーキを食べる エピソード1
※チーズケーキ
アイドルコミュ2
※アップルパイ
Pが丁寧に教えてくれることに感謝する エピソード4
エピソード8
R特訓エピソード
切なそうな表情が苦手 エピソード5 アイドルコミュ3
悩みがないのが悩み エピソード6 アイドルコミュ3
トップを目指して、Pをトッププロデューサーにしたい エピソード8 R特訓エピソード

 

ちなみに「キリッとした表情」は微妙に違うのですが、苦手なのは間違いないようです。のちのち、切なそうな表情、大人っぽい表情を見せていくようになりますが、詳細は Think Airi 007 限定SSR パンプキンパーティー その特異性について - think Airi project で既に言及していますのでそちらをご覧ください。

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ところでアイドルになったきっかけが「友達が勝手に応募してしまったオーディション」というのは、モバマス内では直接言及はされておらず「アップルパイ・プリンセス」に収録されているラジオドラマで言及されていました。

アイドルになるきっかけの部分がモバマス側とデレステ側で異なっていたり、もしくはモバマスでははっきりとは描かれずデレステで初めて描かれたり、というケースもある中で、どちらも同じ描写がされている点は注目すべきポイントと言えるでしょう。

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また「トップアイドルを目指す」という宣言は、モバマスのR+、ぷちエピソード、デレステのR特訓エピソードのすべてに共通しており、十時愛梨の軸とも言えるポイントなのです。

ですが、一方で、「トップアイドルになれば、Pさんもトッププロデューサーになる」「トップアイドルになるといいと聞いた」という点だけが言及されていて、なぜ彼女がトップを目指そうと思ったのか、どこでトップアイドルになるといいと聞いたのか、なぜPをトップにしたいのか、というところは、直接の言及がありません。それどころか、トップになったあとは一緒に考えてほしい、とも言っています。

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十時愛梨がなぜトップアイドルを目指すのか。そして何がアイドル十時愛梨を突き動かしているのか。これは別の稿で考えてみたいと思います(つづく)

*1:[いっしょにえいっ!]にてテニスウェア姿を披露している。ただしマネージャーであり、ゲームで勝ったことはあまりないらしい

*2:[シンデレラドリーム]では「Pさんのテンポは優しいから、私は大好きですよっ!」と言っている