think Airi project

十時愛梨を考えるブログ。




Memo013 藤居朋と十時愛梨、その可能性

 

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今回は藤居朋ちゃん十時愛梨の関係について考えてみたいと思います。

 

そのきっかけはこちらのマシュマロ。 

 

これの回答で「朋も愛梨もいくぶん強引に人を幸せにしていきたがるフシがあるので、相性はすごく良いと思います。」 と書いたのですが、もう少し丁寧に書きたいな、と思ったので改めて書かせてもらう次第です。

 

 

■玩具公演の藤居朋

このところ、モバマスのツアーといえば安心と信頼の面白さを提供してくれる超優良コンテンツなわけですが、今回も最高でしたね。南条光ちゃんを軸に話が展開するのですが、後半からは朋が主人公なんだと実感させてくれる巧みなストーリー。とても良かったです。

 

特に印象的なシーンがこちら。朋が演じる占い人形の「トモ」が、一度は人間の世界に行ったものの、しばらくして人間に興味を持たれなくなり、失意のうちに玩具の世界へ帰ってきた…という独白の後、光演じるヒーロー人形の「ヒカル」に、もう一度、人間の世界へ行ってみよう、と誘われる場面です。そして、ヒカルはトモに占いをやってみるように促します。トモは、自分の占い機能は壊れてアンラッキーしか出ない、と渋るのですが、ヒカルは、その結果で人間の世界を目指すか決めればいい、と言います。そしてその結果は…

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「超ウルトララッキー」という結果が出たのです。

思い出してほしいのは、藤居朋本人とプロデューサーが出会った場面のことです。

占いでは今日は人生の転機になる日って出てたんだけど、
まさかアイドルにスカウトされるなんてね…。
でも昔から人前に出る仕事が向いてるって出てたし、
これはチャレンジするべきなのかも!
([ひな祭り]藤居朋)

そう、藤居朋がアイドルデビューしたのも、人生の転機が訪れるという占いが出た日だったんです。つまりこの場面、藤居朋本人の実体験とオーバラップしているとも言えます。

でも、それだけじゃないんです。

 

この場面、見方を変えると、決断に迷ったトモに、自分自身で占いで行くべき道を指し示していると、いえます。
そして、これと同じことを朋に言っていた人物が居たんです。

 

それが、十時愛梨です

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誰かが迷ったときは、いい占いの結果を
出してくださいっ!
十時愛梨

 

そう、玩具公演は海の家アイプロの上にも成り立っていたんです。

 

 

十時愛梨と南条光

ところで先ほどの場面をもう少し掘り下げるために、ヒカルと愛梨の違いに注目したいと思います。

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ヒカルは「占ってみよう」と提案こそすれども、出る結果や、その結果の受け止め方についてはトモに委ねています。自分の中に正義はあっても、それは押し付けることはしない、というのが南条光らしいところかな、と思います。*1

アイマスではないですが、西尾維新物語シリーズに出てくる忍野メメは「人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助けることなどできない」と言っていました。助かろうという意志のない人間は救うことができない、と言い換えることも出来ます。ヒーローものって、困っている人が助けを求めるから出動するわけですよね。だから、ヒカルもトモに人間界へ行こうとか、占いをやってみようとか誘うことはできるんですが、じゃあその結果をどう受け止めるかまでは踏み込まないんです。その線引きが、やはり南条光はヒーローなんだな、と思いました。

 

一方の十時愛梨です。

芝居でもなく素の状態で「いい占いの結果を出してくださいっ!」と言う勢いというか、無茶さ。言われた朋も「ハードル高いわね!」と返していますが、このやや強引なところが十時愛梨らしいところでもあります。

例えばSweetchesの顔合わせの際に、森久保乃々に「スイーツは好き?」と問いかけたくだりとか。

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ただ、強引と言っても、乃々の場合は仲間に引き入れるための発言だったり、十時愛梨の強引さは誰かのためを思っての強引さなんですね。ここが、実は光のヒーロー像と違っていて、愛梨は誰か幸せのために積極的に介入・干渉をしていくんです。

 

■「いい占い」とは

で、海の家アイプロに戻ると…。

えっと、朋さんはこのなかでは気配りが一番上手ですっ!
あと、誰かが迷ったときは、
いい占いの結果を出してくださいっ!

まず愛梨は朋を気配り上手だと評しています。

その上で、「誰かが迷ったときには」いい占いの結果を出せ、と言っているんですね。そしてそれが、「いいところをもっと出して、笑顔でお仕事しましょうっ♪」だということなんです。

 

ここでふと思うのが、「いい占い」って何だろう、ということです。

 

どこかの「母」が言っていたのですが*2、吉凶だけじゃなくて、その先どう生きていくかを示していくのが占いの役目だ、みたいな話をしていました。

愛梨が言っていた「いい占い」というのは、もちろん大吉とかを出して誰かの背中を押してあげる、という意味もあると思いますが、さらに、誰かが迷ったときに、占いの結果に関わらず行くべき道を示してあげて欲しい、という意味も含んでいたんじゃないかと思うんです。

悪い占い結果でも、それをバネにすればいいのよ、
プロデューサー
([ラッキーフォーチュン])

 

そしてさらに、これは朋の「いいところ」だと愛梨が考えていたんじゃないでしょうか。ファンを幸せに導いてあげたいと思っている藤居朋がいるからこそ、玩具公演のトモは、自分で自分に行くべき道を示していたんじゃないか、と。

なんか運悪いなーって時、みんなもあるよね。
でも俯かないで、手を伸ばしてみて?
あたしたちの歌が、みんなの心ごと掬い上げるから。
星たちが紡ぐ幸せのメロディが…ほら、聴こえるわ!
([フォーチュンモード]藤居朋+)

 

■まとめ

十時愛梨は、実は藤居朋の核心を突いていたんじゃないか、というお話をしてきました。

 

それ以外の面でも、落ち着きがないところ(例 Pに飛び込んでくる:[カップオブラブ]十時愛梨、[タラン・ミュージック]藤居朋)とか、勢いがある(見方によっては強引ともとれる)ところとか、似ている要素もたくさんあり、基本的に相性はいいと思います。

また、このブログでたびたび触れている通り、十時愛梨のアイドルとしての原動力は「大切に育てて見守ってくれたPやファンへの感謝、そして恩返しの気持ち」にありますが、藤居朋も「自分をラッキーにしてくれたPへの恩返し、そしてファンもラッキーにしたいという気持ち」があり、通ずるものがあるんじゃないかと思います。

思い切りの良さも似ている、というか朋のほうが専門学校をやめてアイドルになったりしているので、もしこの2人だけで共演する機会があれば、互いに互いの背中を押し合うような、そんな関係になるんじゃないかと思います。

 

スイートな魔法、かけちゃいますよ!
([あまほわギフト]十時愛梨+)

みんな、幸せになーれっ!
([ラッキーフォーチュン]藤居朋+)

 

こんな共演があったらいいなぁ。

*1:デレステの「Trust me」コミュでの南条光のスタンスについてはtokeiさんのブログ記事が詳しいのでご紹介しておきます。

Trust meから見える「アイドル」の想い - 淡さを形に

*2:もしくは私が脳内で捏造した「脳内の母」かも知れませんが…

【総選挙応援】特別編:十時愛梨Pの寄せ書きダイマ!

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愛梨がいない!!!

 

はい、総選挙中間順位の話です。
残念ながら第6回、第7回に続き、今回も中間圏外となってしまいました…
が!ここでこのまま三回連続圏外になるわけにはいかない…!

なので、企画を考えました。
愛梨Pからお便りを募集して、一つのブログにまとめちゃえば、最高にアツくて読み応えのあるダイマになるのでは?という企画です。

詳細: 予告:【総選挙応援】特別編:寄せ書きダイマしませんか? - think Airi project

 

 

ということで、さっそくお便りを紹介したいと思います。

 

十時愛梨のココが好き!」

  • 「友だちおもい、家族おもいなところ」

のーるさんからの投稿です。
そうなんですよね! 愛梨といえば「たーっぷりの私の愛…いっぱいいっぱい、受け取ってください♪(プライベート・メイド)」なんてのもあるくらい、「愛」がテーマのひとつですよね。
そして、あまり表に出てくる場面が多くはないですが、家族思いな点もポイントです。十時家が良い家族だからこそ、今の愛梨がいるんじゃないか、って思います。

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続いては長文で頂きました!

 

  • 愛梨の好きなところ?色々ありますが…
    おっぱい。え?結局それかよって?
    天然?脱ぎたがりの性格…そして大きなおっぱい。妄想しちゃうでしょ?夢があるでしょ?ドキッとするでしょ?ファンからすればアイドルと妄想は常に一緒にあるものだと思うんてすよね。いつかアップルパイ持ってきて会いに来て…万が一脱ぎ出そうとした日にはもうドキドキ…イチコロですね…妄想が止まりません。
    完全に男目線からのメッセージでごめんなさい。

 

ということでグラビア方向からのお便りです!
このブログではまだ取り上げていないんですが、モバマスの海の家アイプロがグラビアクイーンとしての愛梨の魅力が詰まっていまして、例えばこんなことも言ってました。

撮影のお仕事も、楽しいなぁっていつも思うんですっ。なんでだか、わかりますか?

『愛梨ちゃんのグラビアで元気が出ました』ってファンレター、やっぱり嬉しいですから♪えへへ…

 アイドルって、客席から遠い距離のステージ上で孤高に輝くアイドルとか、会いに行けて接近戦に強いアイドルとか、色々なタイプがありますけど、愛梨はグラビアを通して「あなたのアイドル」になるところが強みだと思います!

 

続いてのお便りです。

 

  • とときんの好きなところは、まずはやはり可愛らしい童顔とセクシーなプロポーションです!
    いつもファンやプロデューサーの為に頑張ってくれるところや、「感謝」の気持ちをストレートに言ってくれるところが大好きです!

そうなんですよね、セクシーでありながらキュートでもあって、そのバランスが良いんですよね!

そしてやっぱり「感謝」も外せない愛梨の魅力ですよね!毎回取り上げてますが、やっぱり本人が書くサインが最高のダイマだと思っています。

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  • 2種の恒常衣装がそれぞれクオリティの高い「ライブ衣装のアイドル」「グラビアアイドル」となっているため、スカウトチケット2枚あればMVやフォトスタジオを極限まで楽しめるキャラというところです!ハロウィンやメイドも良いですが、とりあえず担当をする敷居が低いことが素晴らしいです!
  • また、長過ぎず短過ぎないツインテールと大きな胸が「スターリースカイ・ブライト」「ディープスカイ・ブレイズ」と非常にマッチするところも推しポイントです!

そうなんです!恒常2枚のバランスがすごくよくて、ステージ上ではカップオブラブ、お出かけ先のARではエレガンス・プラス、どっちにも対応できるのが強いです。

ツインテールもいいですよねー。

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続いてのお便りです。(4/27 23時45分更新)

  • 雰囲気はゆるふわで甘いのに一生懸命で諦めず愛梨なりに努力しているところ

そうなんですよね! ファンのために常に上を目指しているところがあるんですよね。しかも、努力の泥臭さを表に出さずに、常にアイドルとして表舞台に立っているところも十時愛梨の強さだと思います。

 

続いて長文を頂戴しました!ご紹介します。

  • 十時愛梨というアイドルを初めて知ったのはモバマスの1stアニバーサリーアイプロです。当時は十時愛梨が初代シンデレラガールということも知らず、「この子可愛いな」ぐらいの感覚だったと思います。
    その後CDが発売され「アップルパイ・プリンセス」を聞き、歌詞を見て一気に惚れ込みました。 「君とならそう 私はプリンセス」「いつでもいっしょがいいんだもん」など、信頼する人とともに進みたいという思いが強く伝わり、なんて優しい良い娘だと感動しました。(他にも言いたいことはたくさんありますが省略します)
    追加されるカードでのセリフやサインに「いつもありがとうございます」と書き足しているところなど、周りの人への思いやり、優しさが十時愛梨というアイドルの最大の魅力であり、自分はそんな姿を支える存在でありたいと思うようになりました。
    同時に、第一回総選挙時にデレマスに、十時愛梨に出会っていなかったことをとても後悔しました。 始めた時にはすでに初代シンデレラガールで、第2回から上位アイドルの歌う曲が作られ、上位に立つことでCDという形が残るのに初代である十時愛梨には総選挙の曲がないままで、総選挙を重ねるごとに順位が下がっていくことが初代というのは過去の話で、十時愛梨の存在が忘れられていくように感じたからです。
    初代シンデレラガールだから十時愛梨を応援しているわけではありません。自分の中で「もっと輝いてほしい!」と思えるアイドルは十時愛梨以外考えられません。だからこそ自分の手で、他のプロデューサーと共にもう一度頂点へ十時愛梨を立たせてあげたい、もっといろんな人に十時愛梨の可愛さを、魅力を、知ってほしいと思っています。
    誰もが「このアイドルにもっと輝いてほしい!」という思いがあってプロデューサーとして活動していると思いますが、その魅力を伝えるきっかけが総選挙で、上位に入るということはそれだけ多くのプロデューサーに愛されるアイドルとして成長している、ということだと考えています。圏外だから不人気、という考えは全くありません。誰かが誰かのシンデレラであり、愛すべきアイドルです。自分の担当アイドルを持ち上げて他のアイドルを貶めるような行動を見たアイドルはそんなプロデューサーを見てどう思うでしょうか?
    自分はアイドルに誇れる、アイドルとともに歩んでいけるようなプロデューサーでありたいです。

私もデレステ以降からの愛梨Pなので、「自分の手で、他のプロデューサーと共にもう一度頂点へ十時愛梨を立たせてあげたい」というところは本当に同感です。初期レアで愛梨が「トップアイドルになって、プロデューサーはトッププロデューサーになって…」と言っているんです。

愛梨がトップアイドルになる、という部分は確かに初代という形で実現されているんですが、プロデューサーがトッププロデューサーになる、という部分は、後から愛梨Pになった人にとっては、まだ叶えられていない愛梨との約束なんですよね。だから「自分の手で」の部分、とくに共感します。

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続いてのお便りです。

 

  • 泣いてる子供をほっておけない優しいところ

デレステのコミュ4ですね!

ここもまた、愛梨の家族とか家庭に対する思いが詰まっていて素敵コミュです。まだご覧になっていない方は、ぜひご覧頂きたいです!

 

 

続いてのお便りです!(4/28 12時30分更新) 

  • 愛梨の包容力と大学生らしく少し幼さを残した性格とのギャップに惚れて担当を始めました。ソロ2曲目となるヒトトキトキメキやデレステモバマスに追加された今までとはちょっと違った雰囲気の彼女が見られました。まだ十時愛梨には可能性があるということを知ってもらえたら…と思います。

そうですよね、18歳という年齢もありますし、童顔だけど大人な表情もできるようになってきて…というところが持ち味ですよね!特に最近では特訓前と特訓後のギャップも魅せ所になってきているのかな、と思います。どちらか片方しか知らない方にはぜひ見てほしいな、って、思っているんですけど、どうすれば伝わるのか…。

 

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愛梨へのメッセージ

こちらは私のコメントは挟まずに、愛梨Pの熱い気持ちをそのままご紹介します!
 

  • こちらこそ、いつもありがとうございます
  • 私が十時愛梨の存在を知ったのはデレステがリリースされてからです。初代No1と言われても…私はその栄光を全く知りません。デレステ前の愛梨を全然知らない。私が知ってからの愛梨は総選挙で言えば圏外しか味わった事がないのです。
    色んな場所で他のPさんの十時愛梨のお話を見てると正直知らないことばかりで新しい発見ばかり。プロデューサーとして担当アイドルの事を全然知らない。もっと勉強しなきゃならない… 私のプロデュースする十時愛梨はまだまだ初心者アイドルです…愛梨ちゃんごめんなさい。
    でも諦めませんよ?これからも一緒に成長してプロデュースさせて下さい。いつかNo1アイドルにしてみせます。いつかアイドルとして最高の景色を見せてあげます。約束します。
    こんな私ですが一生懸命プロデュースしますのでこれからもよろしくお願いします。  

予告:【総選挙応援】特別編:寄せ書きダイマしませんか?

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愛梨がいない!!!

 

はい、総選挙中間順位の話です。
残念ながら第6回、第7回に続き、今回も中間圏外となってしまいました…が、ここでこのまま三回連続圏外になるわけにはいかない…!ということで、企画を考えました。

 

 

愛梨Pの方から、お便りを募集します。

 

やり方は2つ!

 

・「十時愛梨のココが好き!」
長くても短くても構いません。十時愛梨をとにかく推してください。1単語とかでもOKです。私がなんとか話を膨らませますので!

そしてみんなのダイマを集めて「寄せ書きダイマ」を完成できればと思います!

 

・「十時愛梨にメッセージ!」

短くてもいいので、愛梨あてにお手紙を書いてみませんか?出会いや思い出のこと、いま伝えたいことなどなど、愛梨に伝えたいことをお寄せください!

 

 

緊急の企画なのですぐ締め切っちゃいますが、4/29の日付変わるころまでにTwitter(@nagasawa_p)にご一報頂くか、もしくはマシュマロをぶん投げてください。キャッチします。

marshmallow-qa.com

 

ラジオ番組のように、お便りを紹介しながらコメントを挟むような、そんな記事にして、愛梨Pの寄せ書きでダイマを完成させるような企画です。中間順位を見て、何かしたい、この思いをどこかにぶつけたい、というかた、ぜひご参加ください!

 

なお、他のアイドルをDisる記載はリスクが大きいので、私の判断で該当箇所を修正する場合があります。悪しからずご了承ください。

 

それでは、お便りお待ちしています。

Memo12 「夢見りあむ」は十時愛梨が倒します

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今回はこちら↓のブログにインスピレーションを受けて書いてみます。

好み分かれるかもしれませんが、力が入っているのでリスペクトとしてご紹介。

aiko-is-sanso.hatenadiary.com

 

 

さて、先に断っておくと。

「倒す」と書いていますが、私は、新人アイドルを倒そうという気は特にありません。

 

 

■じゃあ何で火中の栗を拾おうとしているのか

元記事では夢見りあむの対極にいるのが高森藍子だ、ということだったのですが、奇しくも私が一昨日こんなことを呟いていたんです。

 

というわけで、夢見りあむの相手をするのは十時愛梨です。たぶん。

 

って書くだけだと全然面白くないので、夢見りあむについて掘り下げて考えてみたいと思います。

 

いや単純に私が夢見りあむを考察したかっただけです。

 

 

■夢見りあむの本質は「炎上」なのか

まず考えておきたいのはここです。確かにモバマスではこんなことを言っています。

炎上でもいい! 目立ちたい!

ところが、もう一方ではこうも言っています。

意見はマシュマロに包んでそっと投げてほしい…甘い言葉だけくれ

この矛盾を抱えた2つの発言。さらに拾っていくと、支離滅裂とも思える発言が並んでいることに気づきます。

アイドルってのは尊くないとな?

アイドルは尊くなければいけない。でも炎上でもいいから目立ちたい。でも意見はオブラートに包んで欲しい…と、発言がことごとく矛盾しています。これが何を意味するかと言えば、高い目標やハイリターンに興味はありつつリスクを取れない。すなわち、夢見りあむは振り切ったことができない、ということなのかな、と思います。

 

そして、それが集約されているのが、これだと思います。

ヘラってないよ、ザコメンタルなだけ…

メンヘラにも成り切れない中途半端な自分を自嘲気味に評しているような、そんな気がします。

 

そして、デレステにおいては実際の炎上風景が描かれています。

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これのすごく面白いところは「アイドルってのは尊くないとな?」と「意見はマシュマロに包んでそっと投げてほしい…甘い言葉だけくれ」というモバマスの発言を、綺麗に膨らませる形でストーリーが描かれている点です。私は正直、モバマスからは夢見りあむを読み取るのがすごく大変だったのですが、デレステのこのコミュはわかり易いと感じました。

そして炎上の原因は「目立ちたい」というところではなく、むしろ「アイドルってのは尊くないとな?」というりあむの持論に現状の原因があるところも注目すべき点です。言い方を変えれば、周りに同調することなく自分を貫いて主張をしてみたけど、炎上に耐えられるほど強心臓ではない、というのがコミュ1の夢見りあむなのです。

 

こうやってデレステを紐解いてみても、夢見りあむは炎上商法でアフェリエイトで稼ぐような意味での「クズ」ではなくて、やっぱり中途半端な自分を自嘲して自らを「クズ」と読んでいるような気がします。ハッキリと「目立ちたがりだけど炎上は怖い」と言い切っていますし。

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なので、夢見りあむの本質は「ザコ」にあると、私は思います。もちろん今後の展開でどう化ける分からないですし、もしくは大観衆の声援を受けてもどこか「ザコ」さが残るような子になるかもしれませんが、今の時点での本質は「ザコ」にあるんじゃないかと思います。

 

 

十時愛梨は夢見りあむを倒せるのか

さて、もうひとつ夢見りあむについて言及したい点があります。それは「趣味」。

趣味:夜中の意味深ポエム、現場参戦

そう、夢見りあむはドルオタなんです。

 

デレステでは地下アイドルの現場に居て、「あんちゃんは頑張ってるから推せる」、「みーちゃんはステージより物販を頑張っちゃうからダメ」という評価を下しています。評価軸は「アイドルってのは尊くないとな?」にあることがわかります。

 

もう一つ。夢見りあむは、モバマスでもデレステでも「推し変」について触れているんです。これはドルオタとして、客席側で推し変していくオタクの姿を、そしてオタクに捨てられていくアイドルを見てきた夢見りあむならではの視点じゃないでしょうか。

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夢見りあむが客席側で身をもって感じてきた「推し変」。ドルオタとしては推し変は起こるものだし仕方がない、と感じているわけです。でも、炎上の下りを見る限り、恐らくりあむは推し変に対しても苛立ちとか、何か思うところがあったんじゃないかと思います。「がんばっているのに見放すなんて…」みたいな。

そして、アイドルとしては夢見りあむは「ずっと推してほしい」わけです。つまりこのコミュは、ドルオタとして苛立ちはありつつ抗えなかった「推し変」を、アイドルとして乗り越えていきたい、と、そう言い換えることができると思います。

 

さて、ここで私が何を思い出したかと言えば、[ほのぼの花歌]の十時愛梨です。

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そう、推し変なんかに負けず、時を越えて愛されるアイドルになるんだ、と宣言をしていたんです。
実際のところ、十時愛梨は直近2回の総選挙で圏外が続いていて、言ってしまえば「推し変されてしまった」側になりつつあります。それでも、末長く愛されるアイドルを目指す、という宣言をしたのが、この総選挙に入る直前、3月の月末ガチャだったわけです。

 

 

夢見りあむは十時愛梨を推すはずです。何しろ、彼女の持っている基準に照らせば完璧なアイドルなんですから。だって、こんなこと言ってますし。物販よりもステージを、しかもファンのためにという一心で頑張ってるアイドルですから。

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そして、十時愛梨が「アイドル」の夢見りあむを倒すことは無いでしょう。むしろ、ゼッケンズコミュの輝子やSWNコミュの乃々のように超可愛がるような気がします。

 

ですが、「アイドルは推し変されるものだ…」と抗えなかったドルオタとしての夢見りあむは、十時愛梨が戦っていく相手なのです。なぜなら、推し変されて仕方ないという空気を一掃してこそ、彼女が目指す「時を越えて愛されるアイドル」が実現するから。

そして、そこにはアイドルとしての夢見りあむも戦っていくことになるでしょう。だって「ずっとずっとりあむを推してほしい」ので。

 

 

十時愛梨と夢見りあむ。あいりあむ。いつかきっと「アイドルは使い捨て」だなんて言葉を消し去ってくれる、そんなステージを実現してくれることを願ってやみません。

 

…いや、「やみ」に掛けたダジャレじゃないです。。。

 

Think Airi 021 親愛度MAX演出から振り返る十時愛梨のあゆみ4

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初期レアから2019年3月末の[ほのほぼ花歌]に至るまでの「親愛度MAX」演出を振り返りつつ、これまでのモバマスにおける十時愛梨の歩みを振り返る企画の4回目です。

1回目はこちら。 

think-airi.hateblo.jp

 

■空のおくりもの

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「かわいい」路線だった従来とは一線を画する、おしとやかな特訓後。一方で、甘さたっぷりの特訓前。[空のおくりもの]以降の十時愛梨は、特訓前後のギャップで攻めてきます。
特訓前はカフェでシフォンケーキを食べているところ。指に乗せたホイップクリームがかわいい。「思い出エピソード」ではオフの日に間違って事務所に来てしまい、Pのお手伝いをしてからカフェに行く、というシーンが描かれています。「今日の私、少し欲張りみたいです」というけど、前々から「いつでも一緒がいいんだもん」って言ってた子が欲張りじゃない訳がないんですが、わざわざ言っちゃうっていう甘え方なわけですよね。心地よく心をかき乱してくれるところが、十時愛梨の良さだと思います。

 

『夜空に散らばる星屑を集めて…
煌めきのパフュームが、貴方を彩ります』

…ふふ。とてもロマンチックで、ドキドキしますっ。
いつもは元気な私ですけど、
今日の撮影は…オトナな愛梨をお見せします♪

親愛度MAX演出で「キラキラした幸せ」と言っていますが、今回の大人っぽい衣装はもちろんですし、デビューからのアイドルとしての歩み、もしくはオーディションで出会った日からのレッスンも含まれているかも知れません。

ちなみに、親愛度MAX演出を再生すると2つ目に出てくる発言もなかなか味があります。

Pさんが着せてくれた星空のドレスは…脱ぎませんよ

 

■ほろふわシフォン

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[空のおくりもの]でシフォンケーキを一緒に食べに行ったときに、作ったらご馳走しますね、と言っていたケーキを作ってきてくれたのが特訓前。「心がこもるからかな」というのは、[CDデビュー]でも言っていたことに気づきましたか?その他にも、愛梨はたびたび、ケーキは心を込めて、ということを言っていますよね。

特訓後は秋の哀愁漂う雰囲気の中、アイリッシュソングを歌う様子です。愛梨本人も「愛梨が歌う…アイリッシュソング♪」だなんて、茶目っ気たっぷり。

ここでもやっぱり「Pが側にいる」というのがキーポイントになっています。この頃になると、アイドルとしての愛梨とPとの関係性は初期のように「手取り足取り」という感じでは無いですが、その代りに「側で優しく見守る」というところに重きが置かれるようになっていきます。

でも、オフでは相変わらずいちゃついているわけで、地の部分では変わらないんですよね。逆説的にですが、アイドルとしてテクニカルな部分、つまり表現の幅が広がっていることがわかります。これがのちのち、デレステの[エレガンス・プラス](「チェンジ」ではなくて「プラス」であるという点)にもつながります。

 

■はずむ花の湯

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春の温泉に浸かっている特訓前、そして和風の衣装を来て春の風を受けて佇んでいる

特訓後が[はずむ花の湯]です。

温泉に行った経緯は「思い出エピソード」にありますが、日頃忙しそうなPのために、のんびりできるところへ、と愛梨が提案したことによります。それにしても年頃の女の子が(男女いずれだとしても)年上の人を誘って温泉って、なかなかアグレッシブだなぁ、と思いますが、そこを考えてるんだか考えてないんだかわからないファジーさを持っているところも、愛梨っぽいですよね。

そして特訓前でいちゃついた分、特訓後はビシっと決めてくれるわけですが、今回も「Pが見守ってくれる」という主題を[ほろふわシフォン]から受け継いでいます。

 

その一方で目を引くのが親愛度MAX演出の1つめの発言。

変わらないでいてほしい景色ですね。私たちの絆みたいに♪

これまでの十時愛梨を追ってみると気づくことですが、十時愛梨は明確にターニングポイントと呼べるイベントを経験していません。もちろん振り返ってみて、「この頃からこんなことを言い始めてたんだ」と気づくところはありますが、例えば佐久間まゆの[永遠のキズナ]や諸星きらりの[ワンダフルマジック]のように、そのカード1枚で印象がガラッと変わる、というような地点は無いのです。

裏を返すと、十時愛梨は初期レアの時点からPへの信頼が厚く、初期レアの時点から応援してくれる人のためにトップアイドルを目指す、というスタンスで一貫していました。そう、実は「変化」を主題に置くアイドルがシンデレラガールズでは多い中で(なにせ「シンデレラ」がモチーフですから当然ですよね)、十時愛梨は「変化しない」という方向に突き抜けていたわけです。そのことを思い出させてくれたのが[はずむ花の湯]だったのだ、と思います。

 

■あまほわギフト

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レア+は[ビーチガール]以来、そして特訓前のレアはデビュー以来となる[あまほわギフト]。特訓前はスイーツの差し入れを事務所に持ってきてくれる場面。普段、ケーキを作るときも食べてくれる人のことを考えながら作っている愛梨だから、スイーツもただ買って食べるだけじゃなくて、みんなで楽しくお茶会をしたい、となるのも納得ですよね。欲張って色々買いすぎているところもご愛嬌。

特訓後は魔法少女風の衣装で無邪気な感じ。久々に大人っぽくない特訓後になりました。おかわりサービスをくれるところも相変わらず。

レアなので[あまほわギフト]単体だとあっさりした印象になるのですが、直前の[はずむ花の湯]や[ほろふわシフォン]の特訓後と並べてみると、「大人な表情もできるようになったけれども、愛らしさはデビューの頃と変わらない」というところがくっきりするんじゃないかと思います。

 

■ほのぼの花歌

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さて、「変わらない」というところに徐々にフォーカスが当たってきていることをお話してきましたが、ついに主題となったのが[ほのぼの花歌]です。

特訓前はお団子を食べながら昔ながらのお花見。時代を超える幸せを実感するというシチュエーションです。

特訓後は時代を越えるアイドルになりたい、という宣言になります。

この宣言ですが、実は初期レアと同じ構文で語られていることに気づきます。「トップアイドルを目指したい」から「一緒に居たい」となるのが初期レア、そして「時代を越えて愛されるアイドルになりたい」から「末長くお願いしたい」となるのが[ほのぼの花歌]なわけです。そして文末が「いいですか?」と疑問系だったのが「お願いしますね」とお願いになるのが、この7年の間に積み重ねてきたPとの関係を表しているようにも思います。

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駆け足で振り返ってみたモバマス十時愛梨のあゆみ。そこには「進化した十時愛梨」と「変わらず揺るがない十時愛梨」の両方がいました。そして、今は[ほのぼの花歌]で十時愛梨の新しい目標が示されたばかりです。この先も末長く、十時愛梨をよろしくお願いしますね。

Think Airi 020 親愛度MAX演出から振り返る十時愛梨のあゆみ3

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初期レアから2019年3月末の[ほのほぼ花歌]に至るまでの「親愛度MAX」演出を振り返りつつ、これまでのモバマスにおける十時愛梨の歩みを振り返る企画の3回目です。

1回目はこちら。 

think-airi.hateblo.jp

 

(余談1)マッスルキャッスル

モバマスに直接登場したわけではありませんが、時期的にはここで2015年のアニメ放映がありましたので、取り上げておきたいと思います。十時愛梨は「マッスルキャッスル」のバラエティ番組の司会として登場し、川島瑞樹と共演しています。ここでキャスティングについて考えてみると、川島さんのほうは元アナウンサーということで、とてもわかり易い人選なのですが、ペアを組むのが愛梨というのがやや意外な印象を受けます。

 

ここは色々と考察の余地があるところですが、グラブルコラボでは「アドリブが得意」と明かされている点であったり、もしくはマイペースゆえにペースが乱れないというところが合っていたのかもしれません。

少なくとも、[シンデレラドリーム]のように「しっかりしてきた愛梨」が見られるようになってきた時期でもあったので、そつなくお仕事する愛梨がアニメで見られたのも、よく考えれば自然だったといえます。

 

■いっしょにえいっ!

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特訓前は十時愛梨の得意種目(のはず)テニス。「(のはず)」と付くのは、思い出エピソードのほうで「テニスサークル所属だけどマネージャーで、ゲームではほとんど勝てない」ということが明かされているので、得意と言って良いのか若干疑問が残るためです。いや、愛梨本人も自覚しているんですよね。こう続くので。

でも、これってたぶん、私の実力じゃないですよね?
だって、打つたびに、プロデューサーさんが
優しく返してくれる気がしたから♪

Pとラリーを重ねて、そして親愛度MAX演出につながるわけです。相変わらずボタン飛んでますけども。

「スポーツ」というテーマに関しては、「思い出エピソード」で不安を吐露していましたが、特訓後では案の定転倒しています。それでも頑張ったこと、そして頑張ったことを褒めてほしいと甘えてくるところ、どちらも十時愛梨らしいのではないでしょうか。

 

■夏のお届け

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アイプロ「おいでよ!海の家」のランキング上位報酬での登場。

特訓前は海の家の看板娘としてジョッキコーラとラムネを運ぶ様子。「思い出エピソード」では、アルバイトもあんまりやらせてもらったことがないし、出店的なものも友達から「座ってるだけでいいから」といわれてやらせてもらえなかったことが明かされています。ある意味箱入り娘のような育ち方をしてきたことが伺えます。人によってはこのエピソードから、ディズニープリンセスにある「外の世界を知らずに育ってきたお姫様が冒険を始める」という構図を感じる、という指摘もあって、なかなか面白いところです。

 

ちなみに、元気すぎてコーラこぼしてるし、泡が大変なことになりそうです。だけど、可愛いからいいんです。ところで似たようなシチュエーションが、実はコミック「アイドルマスターシンデレラガールズ WILD WIND GIRL」の6話(単行版2巻)に収録されています。そこでは卯月がミスで飲み物をお客さんにぶちまけてしまったのですが、愛梨が駆けつけます。

今ふきますから じっとしててくださいねっ

続けて周子が代わりの飲み物とサービスのかき氷を持ってきて場が収まるのですが、これを見た拓海が「スゲーなアイツ…拳も使わずに場を収めやがった」と評している点が印象的でした。

 

特訓後は水辺でのグラビア撮影。ありそうでなかった水着での撮影でした。

すっごく楽しいんだところとか、顔が赤いこととかは、アイプロのコミュで存分に描かれていましたので、そのことはまた機会を改めてご紹介したいと思います。

 

■ビーチガール

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上位報酬の[夏のお届け]に対応するレア報酬として登場したのが、こちら。コンセプトも共通で、とにかく夏を楽しもう!という気持ちが伝わってきます。

 

(余談2)とときら学園

続いて秋のアニメの2期では「とときら学園」の司会として諸星きらりと一緒に年下のアイドルに囲まれながらお仕事をします。途中で年下って感じじゃないアイドルもゲスト出演してきますが、コンセプトとしては学園モノのお困りごとお助けバラエティでしたので、年下のアイドルとの共演という面を考慮して、諸星きらりと視界に選ばれたのではないかと思われます。

十時愛梨の年下への接し方と言えば、ゼッケンズでの輝子やSwitchesでの乃々のように、敬語で年下であっても一人のアイドルとして接する面があります。

「とときら学園」でも悩んだ末に園児服にギャルコーデを施して出演してきた莉嘉に、園児なのにギャルコーデなんですね、と率直に聞いてしまう場面がありますが、莉嘉が自信たっぷりに応えて、悩みを振り切ったことを示しています。このやりとりが物語のオチとして重要な場面であることは言うまでもありませんが、このやりとりを自然に投げかけられるのは、年下を尊重しつつも遠慮せずに近い距離に入っていく愛梨だからこそ、だと思います。

 

■スウィートサマーナイト

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特訓前は浴衣姿で花火。手持ち花火でハートマークを作って「愛梨がPさんにお届けする光のメッセージは、こ・れ・ですっ♪」とか言っちゃうのがもうかわいいんですが、親愛度MAXで花火が終わっちゃうのが味があります。

最後に残った線香花火一本を、ふたりで仲良く。夏の思い出と呼ぶにふさわしい光景じゃないでしょうか。

特訓後は大きな打ち上げ花火を背にライブ。特訓前はPと二人、特訓後はライブ、という構図は[スウィートトゥスウィート]と同じですね。手持ち花火で始めた特訓前が線香花火で終わり、そして打ち上げ花火とともに始まった特訓後が、夏の熱を帯びた余韻とともに終わる親愛度MAX演出。今振り返ると、このころから十時愛梨の言動に情緒性が出てきているように思います。

 

ホーリーリゾートナイト

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夏の夜の次は冬の夜。テーマはクリスマスですが、特訓前は南半球での温かいクリスマス、特訓後もビキニサンタ、とちょっと変化球が入ります。

特訓前は初めてツインテールを解いた姿を披露しました。なぜ南半球に行ったのかといえば「思い出エピソード」にあるとおり、愛梨が「寒くないクリスマスがいい」とおねだりをしたから。そう、お仕事じゃなくてプライベートで南半球に行ってるんです。

そういう経緯で南半球に行ったので、温かいのは当たり前なのですが、それでも日が沈むと少し寒くなったらしく、近くに寄っていいかと聞いてきます。これ、[アニバーサリープリンセス]を彷彿とさせる場面です。

 

特訓後はたくさんのプレゼントに囲まれたビキニサンタ。親愛度MAX演出では、[ふわふわメイド]のときのように、ずっと一緒にいる宣言をしてくれます。ちょっと面白いのはこれ。

Pさんも、お揃いのサンタさんフードをかぶりましょっ♪

ペアルックを促してくるのはいいけど、ビキニサンタのアイドルと、スーツ姿のPがサンタさんフードを被ってるシーンってちょっとシュールなような…。でもこれもある種「いつでも一緒がいいんだもん」なんですよね。

 

次回は[空のおくりもの]から。

Think Airi 019 親愛度MAX演出から振り返る十時愛梨のあゆみ2

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初期レアから2019年3月末の[ほのほぼ花歌]に至るまでの「親愛度MAX」演出を振り返りつつ、これまでのモバマスにおける十時愛梨の歩みを振り返る企画の2回目です。

1回目はこちら。

 

think-airi.hateblo.jp

 

■プリンセスバニー

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特訓前が話題になったこちらの[プリンセスバニー]ですが、言動の面でいえば「ドタバタしていてハプニングだらけで手間が掛かる子」という、初期のイメージ通りの十時愛梨が見られます。思い出エピソードは顕著で、衣装が着られず、何とか着たものの今度はボタンが飛んで…とハプニング続きでした。

特訓前がフィギュア化されて有名な一方で、特訓後もなかなかの破壊力をもつ絵面になっています。「手間が掛かる子」であることは変わりないのですが、特訓後は「甘えん坊」という面が強く出ています。アイドルコメントから飛ばしてます。

ね~え?うさちゃんになった私は、
たっぷり可愛がってもらえなかったら、
寂しくて泣いちゃいますっ!

だ・か・ら…もっとも~っと、
愛梨をいっぱいいっぱい愛してくださいっ♪

この2つを提示された上で、セクシーな特訓前とふわふわな特訓後、どっちがいいかと聞かれても「どっちも」と答えてしまうのは仕方ないんじゃないんでしょうか。

でも、このあと、セクシーとふわふわだけじゃなく、もっと色々な十時愛梨がでてきますから、なおさら選べなくなっているんですよね。

 

■ふわふわメイド

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[プリンセスバニー]から一転して、今回は尽くし尽くしてくれるご奉仕メイドさんになりました。世話が焼ける子である一方で世話を焼いてくれる子でもある、という両面性が十時愛梨の魅力の一つだと思います。

特訓前はメイド喫茶メイドさんというシチュエーションでの撮影。「ふわふわ」の名前の通り、衣装のふわふわ感と揺れるツインテールのふわっと感がたまらないのです。親愛度MAX演出では「愛梨はいつでもお側にいますけどっ♪」とか言っちゃうところがすごく良いです。

特訓後も同じ構文で。「メイド姿じゃなくっても私はいつでもご奉仕してあげますからっ♪」

 

[プリンセスバニー]と[ふわふわメイド]を見比べると「アップルパイ・プリンセス」の「いつでも一緒がいいんだもん」という歌詞には2通りの解釈があることに気付かされます。[プリンセスバニー]は「いつでも一緒がいいから"離れないで”」という意味になりますが、[ふわふわメイド]では「いつでも一緒がいいから"側にいます"」という意味になって、相手に行動を求めるのと、自分から行動するのと、両方の意味が生まれているのです。

 

■シンデレラドリーム

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色々なアイドルが登場している[シンデレラドリーム]に愛梨も登場。カードの性質から、これまでの歩みを一旦まとめるような発言が多いのが特徴です。特訓前の親愛度MAX演出はぷちデレラ(デレステで言えばコミュの2~3あたりまで)とオーバーラップする内容になっています。そこが、時間が経っても十時愛梨十時愛梨のまま変わらないということの証でもあるわけです。

特訓後もPのためにいい景色を見せてあげたい、という趣旨で、これも初期レアから一貫しているところです。

 

ちなみに十時愛梨はLIVEバトル演出で「出番に出遅れる」というのが恒例だったのですが、ついに今回の特訓後で出番を間違えなくなったのが印象的でした。

今度こそ…出番ですねっ!

 

■スウィートトゥスウィート

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キャンペーン配布でおなじみの「芋とときん」。
特訓前は見たとおり、Pと一緒に焼き芋を焼いている場面。親愛度MAX演出は次の順番で出てきます。

Pさん、あーん…恥ずかしがっちゃダメです~♪

Pさん、半分こしましょう~♪はい、どうぞ~♪

Pさん、隠し味の愛情で、とーっても美味しくできました~♪
あっ、これ秘密なんでした…!わ、忘れてください~!

恥ずかしがっちゃダメって言っておいて半分こまでしたのに、隠し味の愛情は秘密って言ってるところがまたかわいい。

 

特訓後はライブステージの様子。愛梨はグラビアの撮影が多いので、ライブステージに上がるのは[アニバーサリープリンセス]や[シンデレラドリーム]のような他の子と揃い踏みをすることが多く、非常にレアな姿だと言えます。アイドルコメントはファンへの呼びかけ。

ファンのみなさ~ん、今日は十時愛梨のスウィートLIVEへようこそ~♪
いっぱいいっぱい、心も身体も弾んじゃう、
そんなすてきな時間をお届けしますからね~♪

あっ、でも跳ねるのはダメですよ~♪

 特訓前にはPとの甘い時間を過ごし、特訓後はファンへ甘い時間を贈る。Pもファンも大切にする十時愛梨らしさが出ている、と思いきや相変わらずちょっと世話が焼けるところもあって、愛梨の魅力が凝縮された親愛度MAX演出じゃないかと思います。

 

ここまでがアニメ放送前までの十時愛梨です。

次回は[いっしょにえいっ!]から。